精血を補い体を温める中成薬
構成生薬:
黄耆(オウギ)杜仲(トチュウ)唐当帰(カラトウキ)
竜眼肉(リュウガンニク)巴戟天(ハゲキテン)牛膝(ゴシツ)
人参(ニンジン)鹿茸(ロクジョウ)
●用法・用量に関連する注意
(1)定められた用法 ・用量を厳守してください。
(2)本剤は、15歳未満の小児には服用させないでください。
効能・効果:次の場合の滋養強壮
虚弱体質、肉体疲労、病後の体力低下、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症
使用状の注意:
相談すること
1. 次の人は、服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)胃腸が弱く下痢しやすい人。
(4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。 |
関係部位 | 症状 |
消化器 | 食欲不振、胃部不快感、腹痛 |
3.
服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
下痢
4.
1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
中医学メガネ的、参茸補血丸ポイント
先にご紹介した婦宝当帰膠と同じくらい、冷え性の女性や精血不足の女性に利用される中成薬です。
気血を補う婦宝当帰膠と比較すると、”杜仲””巴戟天””鹿茸”など中医学でいうところの腎を暖め、精を補う生薬が配合されている所です。
”人参””黄耆”は元気を補い体全体の体力の回復を、”唐当帰””竜眼肉””牛膝”は血を補い、また”竜眼肉”には心血を補い精神を安定させる働きが、”牛膝”には生薬全体の働きを下に向かわせ、血流を良くする働きがあるとされています。
不妊のご相談の際、高温期に活用するのが最も汎用されている使われ方と思います。
山崎薬局でももちろんそうなのですが、最近ではお仕事が遅くまでかかり帰宅が遅くなってしまうことで食事や睡眠にしわ寄せが及んでいる方からのご相談が増えています。
ご相談の最初の段階で冷えや精血の不足を感じる場合には婦宝当帰膠と一緒に参茸補血丸も周期に関係なくご利用頂くことが増えてきています。
胃腸に負担をかけず、穏やかに効果を出してくれる中成薬で、今では小さい丸剤も発売されその方の体質に合わせた量でご利用頂きやすくなった参茸補血丸。
秋から冬にかけて物悲しさが強くなってしまう女性にはうってつけかもしれません。
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