日常の中の不妊要因を改善 妊娠力をアップしたい方の為の全6シリーズ
こんにちは、千葉県柏市で漢方 妊活相談をしてます、漢方専門山崎薬局の山崎です。
漢方相談をしていると色々な生活要因が不妊の原因になっている事が見えてきます。
睡眠不足(不眠)
食事の不摂生(栄養の偏り)
過労状態で体力(というか元気)がない…
元気があれば何でもできる!とは言いませんが、ご夫婦二人とも疲労困憊していてはやはり中々授かれません。
生活要因からは精神要因・疾患要因も生じます。
普段からストレス感受性が高く情緒が非常に不安定
四肢の冷えやむくみが強い
血行不良から婦人科系疾患 …
様々な薬の使い過ぎではないかと思われる方や、そもそも夫婦生活のタイミングが違うなんていう事もあります。
たくさんの不妊要因の中で特に問題なのが”冷え”です。
”手足の末端が冷える”というのも、”お腹を触ると冷たく感じる”というのも冷えです。
「冷えは万病のもと」とも言われるくらいで、妊娠したいと望む方にとっても大敵です。
基礎体温で低温期が36°くらいしかない。
高温期が36.5°前後しかない。
こういった現象も脳下垂体と卵巣のホルモンバランスに”冷え”が影響している事があります。
一方で手足末端が冷えるというのは気温によっては誰でも起きます。
外出時や就寝時は季節に見合う格好をして、毎日しっかりお風呂に入る習慣。
これでもある程度解消します。
朝ごはんに温かい汁物をお腹に入れる習慣は日中の冷え対策にをかなり効果があります。
最も良くない冷えは
「下肢が冷えれば冷えるほど顔がほてる」という”ほてり併発の冷え”です。
「ほてり併発型の冷え」は子宮や下腹部に”冷えが入ってしまっている”事が多く、生活習慣の改善では解消しません。
冷えがそこに停滞してしまっているので着込んでも解消されず、お風呂で温めても改善しません。
冷えた下腹~下半身が温まるのに時間がかかり、温まる前にのぼせてしまいお風呂に長く入れません。
また温めてもあっという間に冷えてしまいます。
この冷えはツボの巡り(経絡)を通じて自律神経にも影響する事があります。
片頭痛や鬱々感、不眠など自律神経失調のような症状が起きる事があります。
またお腹は常に冷たいので便通はゆるめ、生理が来ると下腹部を絞られるような強い痛みに悩まされます。
腹部の冷えは子宮の血流を悪くし、子宮内の体温を下げ、不妊の原因になります。
一度上記のような状態になってしまうと、日常生活の見直しだけでは中々改善できません。
漢方薬か鍼灸などで入ってしまった冷えを散らす方法が効果的です。
大事なことは現在そうなっていないのであれば、あるいは改善したのであれば”これからはしっかり予防しよう”ということです。
冷えを作る習慣は
☑ 冷たい飲食を続ける
☑ 必要以上の薄着での生活
☑ 季節に合わない格好での就寝
☑ エアコンの過剰使用
☑ 弱っている時に重ねて無理をする
☑ 体の「首」と名前がつく五箇所(首・手首・足首)は冷やさない
などです。
逆にいえば
◎寒い時期でも暑い時期でも朝食は温かい汁物を食べる
◎いつでも快適に過ごせる暖かい格好を心がける
◎エアコンの冷風は適度に、長時間冷たい風に当たらない
◎疲れたら休み、夜は早めに寝る。生理前後は特に無理しない。
◎寒い時期には「首」と付く場所を外気に晒さない。
体力や血液、体を維持するために必要なエネルギーが弱くなれば冷えやすくなります。
しっかり食べて、しっかり寝る。
冷え体質から抜け出すには上記のような当たり前の生活習慣を身につけることが大事です。
たちの悪い冷えは早いうちに解消して健康な毎日をお過ごし下さい。
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