こんにちは、千葉県柏市で漢方 妊活相談をしてます、漢方専門山崎薬局の山崎です。
これから妊活を始めたいという方、今現在妊活中という方、あるいは数年妊活を続けてきたけれどまだ妊娠出来ていないという方にお伝えしたいことを記事にしたいと思います。
妊娠するためにまず一番大切な事、それは規則正しい生理周期です。
生理周期が毎月整っていると、排卵する日も自ずと決まってきます。
生理周期が28日であれば排卵は月経開始を1日目として〝14日目かその前後〟
生理周期が30日であれば排卵は〝16日目かその前後〟が排卵日になります。
生理周期が28日以上の方であっても、その生理周期日数から14を引いた日辺りが排卵日になるのでその辺で集中的にタイミングをとれば妊娠できると思います。
ところが生理周期が26日だったり33日だったり42日だったりとふわふわしていると排卵の日が毎周期異なってきます。
いつタイミングをとれば良いのかわかりにくくなってしまいます。
安定した生理周期は排卵の日を特定しやすくします。
また基礎体温の低温期と高温期の変化が乏しく、メリハリがないという方も、基礎体温表からの排卵の推測を難しくさせます。
低温期の基礎体温は36.5°以下。
高温期は36.7°以上。
LHサージ(低温期から高温期への以降)は2~3日で行われるのが理想です。
まず生理周期が長くなったり、短くなったりしているという方。
生理学的に見れば、卵子を育てる期間である低温期に、脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)と、それを受けて卵胞から分泌される女性ホルモン(E²)のバランスがとても悪いことが考えられます。
FSHとE²のバランスが崩れてしまう要因は
睡眠不足または寝る時間がバラバラ・過度のストレス・疲労・暴飲暴食または栄養不足などの食事の不摂生
など生活習慣から生じる要因と
多嚢胞性卵巣(PCOS)・子宮筋腫・子宮腺筋症・年齢あるいは排卵誘発剤の過剰刺激による卵巣疲労
など疾患・薬剤性の要因があります。
前者であればまず生活の見直し、改善が必要です。
特に食事と睡眠は生理周期にかなりダイレクトに影響します。
3日で一巡する程度のバランス良い三食と、週3回は22時に就寝できるよう意識して下さい。
ストレスは妊活中はできる限り全力回避です。
妊娠のためには疲れている暇はありません。
疲れて、昼間も眠くて体が重くて、お腹が空かず食欲もない…これでは妊娠は遠いです。
元気で、はつらつとして、体にも精神にも余裕が感じられる。これが妊娠できる状況です。
一方で後者の場合、まずご自身の状態の把握が必要です。
一度病院で女性ホルモンに関する血液検査や卵巣・子宮内の検査を受けてみて下さい。
その上で、ピルなどの利用で改善してこない、ホルモン剤の利用に抵抗があるのであればバランスを整え改善を導く漢方薬はありますのでご一考頂きたいと思います。
検査の結果に関しては「問題ない」といって結果をくれない医療機関もあるようです。
ここで確認したいのは個々の数値が正常かそうでないかではありません。
生理周期に関連しているホルモンの全体のバランスが、正常な生理周期を起こせる状態にあるかどうかです。
せっかく検査したのに、自分のデータをもらえないことほどもったいない事はありません。
後日どこか別の医療機関、あるいは私達のような漢方薬局で相談・確認を行なうにしてもデータを頂いておくに越したことはありません。
検査した内容と、結果は必ず紙で渡して頂き、ご自身でも把握するようご留意下さい。
私が妊活相談を受ける際に一番最初に見るのは生理周期が整っているかどうか、排卵は周期的にちゃんと起きているのかどうかです。
生理周期が長くなったり短くなったり変化する。
いつ排卵が起きているのか基礎体温を記録していても定かではない。
血液検査した結果、ホルモンバランスが悪いと言われた。
排卵誘発剤を使っているが、本当は使いたくない。
あるいは排卵誘発剤の使い過ぎで卵胞の発育ができなくなってきてしまった。
もしそんな内容でお悩みでしたら、ぜひ当薬局でご相談下さい。
お声掛け、お待ちしております。
コメントをお書きください