こんにちは。千葉県柏市で妊活を中心に漢方相談しております、漢方専門山崎薬局の山崎です。
店頭で妊活相談をしていて、全てのお客様に必ず確認させて頂いている事が二点あります。
一つは「朝昼晩の三食は食べているか?」という事。
もう一つは「昼と夜にお腹はちゃんとすくか?」という事です。
お腹が空いて食事が美味しく食べられる、という事は体が元気で健康な証拠です。
朝はともかく、昼も夜も食欲がなく、食事はお腹が空いた時に食べるのみ。
日によっては1日1食しか食べません、では中々妊娠は望めません。
食事は自身の体を元気で健康な状態に保つ「基礎」で「基本」です。
赤ちゃんが欲しいと考える時、 ”何とか生理周期は巡っています”程度の食事では全然足りません。
妊娠した後も、”自分の健康” と、”お腹の赤ちゃんがすくすく健康に育っていくのに十分な栄養” が供給できるだけの食事を毎日美味しく食べられる胃腸の力が必要です。
朝昼夜の三食にはそれぞれ目的があります。
朝はまだ起きたばかりで、空腹を感じる事はまずないかも知れません。
まだ起きていない状態の脳や体に、暖かくて栄養があるものを食べる事で刺激を加え、体を目覚めさせる。
自律神経のバランスを睡眠中優位だった副交感神経から、活動のための交感神経に切り替える。
これが朝食の目的です。
そのための朝食で私がおすすめするのは一番は温かい味噌汁やスープなど、汁物です。
ついで動物性タンパク質。
ウィンナーでもベーコンでも卵でも構いません。
それでもまだ胃に余裕がある健啖家の方はパンやご飯など炭水化物。
上から順番に優先です。
間違っても妊活中、特に冷え性の女性がやってはいけない事は「朝食を抜く」「ヨーグルト、バナナ、シリアル、冷たいスムージーなど冷たいもの中心の朝食」「プロテインで朝食の代わり」などです。
朝食を食べる習慣が定着すると、11時過ぎにはお腹がグ~グ~鳴り始めます。
胃腸を中心に内蔵が動き、自律神経のリズムが整ってきている証拠です。
そこで食べる昼食の目的は夕方まで動く為のエネルギー源とする事です。
お昼にどんなに良いものを食べても血肉やホルモンにはなりません。
ですから、あまり豪勢にしなくても構いません。
かといって妊活中であれば「おにぎりだけ。」とか「野菜サラダ付けました。」ではなく、食事としてのバランスを考えた内容にしてほしいと思います。
できればパンやパスタなどの小麦粉中心よりも、和食中心。
主食はお米にして頂く方が良いと個人的には考えています。
コンビニやファミレスで昼食をとっている、特に男性に多いのですが…
見た目の色や保存の目的で食品添加物を使っているコンビニ弁当などを毎日食べていると、腸内に食品添加物がベッタリと膜を張ります。
この膜は後から食べたミネラルやアミノ酸の吸収を抑制し、まともなものを食べても身にならなくなると、ある講演で聞いた事があります。
手軽なお昼ではありますが、妊活中はあまり常用されない方が良いかと考えます。
最後に夜ご飯ですが、寝るまでの時間に消化があらかた済んでいれば、睡眠中に栄養素が身体各所に運ばれ、血や肉、ホルモンを作り、エネルギーになり、精子や卵子を作る材料になります。
つまり明日の健康な心身を作る事が夕ご飯の目的です。
従って、夕食は1日のうちで一番バランスよく、寝るまでに消化が済む腹八分目程度に食事をしていただく事が大事です。
夜は炭水化物を食べないとか、お酒中心で食事はつまみ程度とか、帰宅が遅くなってしまったらむしろ食べないとか…
ひとまず妊活中はやめて下さい。
明日の健康な自分を作るため、夜ご飯は1日の中で一番バランスよく食べましょう。
大体3日前後でバランス一周するような献立を考えて頂くと良いと思います。
以上ざっと三食の目的を列記してみました。
食べてほしいもののおすすめも続けていたのですが、あまりにも長くなってしまったのでまた別のブログにまとめて掲載させて頂きます。
良ければまたお読み頂ければと思います。
お読み頂きありがとうございました!
三食の意味。バランスよく食べる工夫
○ 三食の意味
○ 朝食を抜くのは絶対ダメな理由
○ 最も大事なのは夕食
○ 元気な体は丈夫な胃腸から
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